毎度!てりーです。
今回は、時々気になってしまう自分の聴力や聞き分ける力のこと。音程をチェックする音感テストでも力試しは出来ますが、ちょっと角度を変えて「mp3やAACといった圧縮音源と未圧縮のWAVの聞き比べ」を行う方法を書いてみます。
ちょっと手間はかかりますが、結構面白いですよ。
好きな曲を選んで、iTunesでエンコードしよう
最初はよく聞き込んだ曲でチャレンジしてみましょう。mp3やAACへのエンコードは、iTunesであれば 環境設定→読み込み設定で、ビットレートを選択出来ます。
128、192、320kbpsなど、複数のバージョンを作りましょう。
調子に乗って作り過ぎました。
DAWに流し込んで聞き比べ
それでは、エンコードした先ほどのファイルを全てDAWに取り込みましょう。
いつもならMOTUのDigital Performerで試す所ですが、今回はProToolsでやってみます。ミュートボタンを解除して聞き比べをじっくり行ってみましょう。(せっかくなのでAACも用意してみました)
ショートカットを使用して切り替えても良いのですが、ワタシはフィジカルコントローラを使用してみました!
KORGのnanoKONTROL2です。
ハードのミキサーのように、直接MUTEボタンを同時押しする事で瞬時に再生トラックを切り替える事が出来ます!結構おすすめ。本格的なブラインドテストを行いたい場合は、他の人に切り替えてもらうか、トラック名やクリップ名を一旦変更して分からないようにしてみるのも良いですね。
好きな曲でテストするメリット
ネット上には既にmp3の聞き比べを行えるサイトが多々あります。手っ取り早いですが、自分の好きな曲ではテスト出来ませんよね。耳コピもそうなんですが、好きな曲や聞き込んだ曲でテストすると、聞き取ろうとする力が向上します。(経験談)そしてなによりモチベーションも変わってきますよ。
さて、ワタシの今回の結果は…以前と比べて聞き取り力が低下しておりました…。あなた疲れてるのよ
圧縮音源における実際の劣化具合
圧縮音源にスペクトラムアナライザーを通すと、高域が結構バッサリとカットされているのがわかります。ひぃ。
mp3 128kbpsの場合。16kHz以降がばっさりと消えてますね。
WAVの場合。しっかり上まで伸びています。
若いうちは高域の聞き取りに長けますが(もちろん個人差有り)、年齢を重ねるごとに聞き取り辛くなります。何とか聴力を鍛えたいところ!「遠くを見ようとする行為」が視力向上に役立つなら、聴力も「聞き取ろうとする行為」が大事ですね。