[ボタンアコ] HOHNER Double Ray (ホーナーダブルレイ) を弾きやすくカスタマイズする
毎度!てりーです。

ワタシは趣味でダイアトニックボタンアコーディオンを弾いています。この楽器自体本当に魅力的なんですが、ダイアトニックのボタンアコを弾いていて困るのは「国内に情報がほとんど無い」こと!学んでいくにしても、数少ない奏者の方に話を聞くか、海外の情報を仕入れるしか道はありません。(国内でマイナーな楽器を弾く人の宿命ですね…orz)

405395

そういった状況もあり、せめてこちらで知っている情報はこのブログで発信し、ボタンアコを愛するみなさまに色々と共有出来ればと考えてます。他の奏者の方のレスポンスも期待しつつ(^^) ちなみにワタシもずっと手探り状態で楽器を研究中です。
という事で、今回はHOHNER Double Rayのカスタマイズです。

HOHNER Double Ray (ホーナーダブルレイ) とは

ハーモニカやアコーディオンで有名なHOHNERのダイアトニック式ボタンアコです。価格がリーズナブルで、アイリッシュなどの演奏をする際にエントリーモデルとして購入する人が多いようです。ワタシも最初に買ったアコはコレです。(2002~3年頃に個人輸入した時は¥70,000ほどでした)

double_ray1
ウチのダブルレイさんです。2列(2row)で調はB/C。内側ボタンがCのMajorスケール、外側でB Majorスケールを弾けます。組み合わせてフルクロマチックで弾こうと思えば弾けます。激ムズですが。ぼくにはとてもできない。

double_ray2
ベースボタンは八つ。ボタンの押し込みが固いッス。一応、公式サイトのスペックはコチラ。

実は弾きにくい!

このアコ、実は凄く弾きにくいのです。蛇腹のレスポンスは良いと思うのですが、
何が問題って「キーのストローク」が深すぎるんです。

double_ray3
コレですよ。モグラたたきじゃないんだから (((^ω^;))) アイリッシュでテンポ早い曲なんてツラすぎます。ゲームするときにコントローラのボタンがこんなに深かったら嫌でしょっ。

キーストロークを浅くするカスタマイズ

ホーナーの他のモデルも、こういうボタンのものがあるのかもしれません。ともあれ、ホーナーのアコを持っている人には結構有名な改善方法があります。ご紹介しましょう。

double_ray4
前面カバーを外します。プラスドライバーでカンタンに外せますよー。

double_ray5
外すとこんな感じ。ボタンに対応したフタが沢山並んでいますね。ボタンを押すと対応するフタが開いて音が鳴るというワケです。

double_ray6
改造方法ですが、要はこのフタが持ち上がる距離を狭めれば良いワケです。という事で、前面カバーの裏に障害物を付けて細工します。

double_ray7
ワタシの場合、宅録でボタンアコを使うときにキーノイズ(カチャカチャ音)が気になっていた事もあり、布を巻いた棒を取り付けました。布が緩衝剤の役割を果たして、フタが当たったときの音を和らげます。この異物の厚みがボタンのストロークに直結します。

double_ray8
じゃーん。ボタンの押し込みをちょっと浅めにしました。これで少しは弾きやすくなりますね。布を巻いた棒以外でも、色々試してみても良いと思います。

他のアコでも応用が利く

今回はHOHNERでしたが、ワタシは手持ちの別メーカーのアコでも同様の改造を施しました。またいずれレポートしたいと思います。ちなみにもう一台HOHNERのアコを持っていますが、そちらの機種はキーストロークが浅めでした。改善されたのかな?

以上、ちょっとニッチなボタンアコの話題でした!
スポンサーリンク
おすすめの記事